吉田うどんで有名な富士吉田市。その北側、富士急行大月線「月江寺駅」周辺は、昭和の時代から時が止まったかのような、レトロな街でした。
駅前の商店街を歩き、川を渡った左手あたりが当時の歓楽街の面影を色濃く残しています。このエリアは、富士の演習場から来た進駐軍を受け入れる慰安所が設置された公娼街、すなわち赤線地帯だったようです。
それでは2016年当時の様子をみてみましょう。
月江寺駅。街のレトロ感からするともっと寂れた駅かなと思っていたんだけど・・・そうでもない。(地図①)
川を渡り、当時の青線と思われるエリアに入ると見えてくる「ミリオン通り」。し、渋い・・・(地図②)
そのミリオン通りを抜けた先に見えてきた一角。ここが月江寺エリアでその筋にはもっとも有名なカフェー建築が残る場所です(地図③)
同場所より。アポロのドアが非常に趣があって良い感じ。でももう廃業してるっぽい(地図③)
アポロの向かいにある旧「日昇旅館」と呼ばれた建物。かの国が見たら火病をおこしそうな、旭日旗のような模様が描かれた壁と外灯。素晴らしいファサードですね。(地図④)
旧「日昇旅館」の隣も丸窓があって、気になります(地図④)
料亭風の建物。気になります。(地図⑤)
「金寿司」という寿司屋の裏側。3階建の木造建築に丸窓が見事。(地図⑥)
このような細い路地にはパブやスナックや並んでいて、夜の景色が気になりますが、昼間は本当に静か。(地図⑦)
旧角田病院。大正末期に建てられた料亭だったが、戦後は診療所として1986年まで利用されていたとのこと。中を見てみたいです。(地図⑧)
月江寺は散策すればするほど昭和の残り香を感じられるオツな街でした。また再訪してみたいな。
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