徳島の“現役の街”、「秋田町遊郭」を後にした私は香川県の高松に移動しました。
高松といえば瀬戸内海に面した高松城や庭園が見事な栗林公園なんかがあったりして見どころも多いのですが、次の目的地へさっさと移動せねばならず、短時間の滞在となりました。
目的地の一つは「城東町」と呼ばれる、高松城の左側の小さな半島(埋立地)。その昔、八重垣遊郭があった場所ですが現在は全体がソープの街になっています。
「全国遊廓案内」によると八重垣遊郭は明治元年頃に創設されたもので、貸座敷は34軒、娼妓180人がいたようです。
先人たちのブログを見ると、昼間から呼び込みのボーイの勧誘が激しくて写真を撮ることが難しいと聞いていたので、早朝に周りました。岐阜の金津園を取材した時と同様の展開。
確かに、吉原とか曙町とか住宅街が近いところだと勧誘も緩めだけど、この半島はほぼソープしかないので、男が歩いていたら客か関係者の可能性が高いわけで…呼び込みが激しいのも納得。
それでは、この色里に残る、遊郭の残影を見ていきましょう。
城東町全景。この小さな半島にソープランドがぎっしり(地図①)
半島の付け根あたりにある東浜恵比寿神社(地図②)
鳥居に刻まれた「萬民快楽」の文字。ソープ街なだけにね…(笑)
昼間はこのあたりは呼び込みのボーイで溢れるみたいです。
遺構と思われる建物。ぱっと見わかりませんが…(地図③)
2階の手摺には当時を偲ばせる意匠が。
この建物は確証はないですが、なんか怪しい…右側の窓の上のアーチとか…(地図④)
これは確実ですね。玄関上の意匠が見事。(地図⑤)
早朝の散策だったので人はいないのですが、ニャンコはお出迎えしてくれました。
これは確実な遺構ですね。現在は空き家っぽいです。(地図⑥)
半島の先端にあるこの建物も怪しい。おや、上の方にあるのは…(地図⑦)
蛸でしょうか?
倉庫の片隅にキ◯ィが置かれていました。