瀬戸内の温暖な気候とはいえ年明け早朝の香川県はやっぱり寒い。
ホッカイロを握りしめ、足早に「八重垣遊郭」と「片原町 パラダイス通り」を見て回った私は宿に戻る途中、“香川にはもう一箇所怪しい場所がある”というネットの記事を思い出しました。
それが「瓦町」のある一角。
片原町パラダイス通りの目と鼻の先にあります。
早速散策してみましょう。
最寄り駅は琴電琴平線の「瓦町駅」。この駅から琴電琴平線、琴電志度線、琴電長尾線の3線に分岐します。瓦町駅はハブ駅という感じですね。
駅の東側の改札を降りると見えてくるのがビジネス旅館「石松」。現在の看板ではお泊りだけですが、以前は休憩もできたようで。今も現役の連れ込み宿なのかどうかはわかりません。(地図①)
旅館石松からもう少し東に行ったところにある、細い通り。ここが“怪しい場所”のメインストリートのようです。(地図②)
メインストリート近くの自動販売機。ジュースに混じって滋養強壮ドリンク&コンドームの自販機もあります。何が目的なのかわかりやすいです(笑)(地図③)
自販機そばにある旅館「鶴屋」。ここはいわゆる“一発屋旅館”だったらしいのですが、今は看板も取り外されてしまいました。廃業したのでしょうか。(地図④)
メインストリート中ほどにあるビジネス旅館「三鈴」。ここも一見普通の旅館というか民宿っぽいですが…(地図⑤)
2階の手摺を見ると、遊郭特有の凝った透かし彫りが。普通では無いことは明らかです。
前日夜にこの路地を歩きましたが、秋田町遊郭で見られたような現役感はありませんでした。年明け間もないからなのか、それともこの一角が怪しい商売を辞めたのか定かではありません。
香川高松の色街3箇所「八重垣遊郭」「片原町 パラダイス通り」そしてこの「瓦町」を後にした私は、次の目的地、“こんぴらさん”で有名な金刀比羅宮のある琴平町に足を伸ばすことにしました。
数年以上前、鶴屋さんへ夜行ってきました。このサイトの写真にある縦の玄関ライトが赤かったか、玄関上に赤い電灯があったか失念しましたが赤ランプがありました。中に入ると女性が出てきて「遊べますか?」と聞くと「はい」と。料金も聞きましたが失念。現役なんやと思いました。結局は此処では御世話にならず、近くの泡地へ。