福井県武生にある尾花遊郭跡を歩きました。
神奈川県三浦の柏木田遊郭のように、細い路からいきなり道路の幅が拡張されるのでわかりやすいですね。
当時の写真では中央に水路があり、そこに沿って植えられてる松があるけど、今も同じなのには驚きました。
尾花は昭和5年頃には23件の店に79人の娼妓がいたみたいです。
福井県では、小浜、敦賀、福井(三国、勝山)に続く規模で、戦後は赤線に移行。赤線時代を偲ばせるカフェー調の建築物もちらほら残っています。
それでは2014年の様子を見てみます。
この写真は遊郭とは関係ないけど、武生駅前。地方小都市の駅って感じします。
駅前から歩いて10分くらいの場所。道幅が突然広くなり、中央は水路が貫き、水路に沿うような形で松が植えられています。周辺と比較すると明らかにここだけ異質。ここが尾花遊郭のメインストリートです。(地図①)
この写真は尾花遊郭の貴重な写真。当時も中央に水路があって、松が植えられていました。
歴史を感じさせる長屋の建物。現在も民家として使われているようで、保存状態は比較的良いようです。(地図②)
2階の窓がいいですね〜(地図③)
写真③の隣も同じような作りです。当時はこのような建物が連なっていたのでしょうか。(地図④)
スナック「ハッピーナイト」。2階の古さから想像するに、カフェー建築に改築したものでしょうか。(地図⑤)
この建物もカフェー建築の匂いを感じるのですが、どうなんでしょうか(地図⑥)
スナック「姫」。壁の形が面白いですね。これもカフェー建築っぽい。(地図⑦)
小道に入ると、激渋な空間が広がっています。そして中央奥に見える建築物が、この遊郭跡で有名なカフェー建築(地図⑧)
串焼きのお店だったようですが、現在は店じまいされているようです。2階の意匠が素晴らしいですね。(地図⑨)
「ダイアナ」というお店です。MAPでどこだったか探したんですがわすれてしまった…2階中央のせり出した窓が独特のカフェー建築。
スナック「夜光草」。このデザインいいですわー。昭和の匂いがプンプンします。しかしこの店、最新のgoogle mapでは別の名前のスナックとなっていて、この「夜光草」の看板はすでにありません…(地図⑩)
「夜行草」の隣のスナックも、壁に泡状の模様があって艶っぽいですね。(地図⑪)
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