名古屋市内で戦後に赤線地区に指定されていた「名楽園」「城東園」「八幡園」「港陽園」のうちの一つ、「港陽園」を散策しました。
名古屋駅から豊橋方面の各駅停車に乗り、三つ目の金山駅で降り、そこから地下鉄名港線に乗り換え築地口駅で降ります。
港町らしく名古屋港ターミナルに急ぐトラックが多く、街道沿いは比較的煩いけど、一本奥に入ると静かです。
目的地「港陽園」は駅から「港陽公園」方面に徒歩5分くらいの場所にあります。現存する建物は少なく、かもめアパート(かもめ荘)くらいしか目ぼしいものがない。港陽園といえばかもめアパート、かもめアパートといえば港陽園という感じ。
全国女性街ガイドによる紹介文はこちら。
戦前の稲水廓がちょっと移転したもので、四十七軒に二百二十名。港区港陽町一帯。
では、2016年8月現在の様子を見てみましょう。
これがかもめアパート(かもめ荘)。没個性的なマンションに囲まれる中、ひときわ存在感を示しています。現在も住人がいて、当日は管理人さんらしき方が植物に水やりをしていました。(地図①)
「炊事場付きの貸間有ります」
ピンクのタイルが綺麗ですね。
近くにもう1件、妓楼を改装したと思われる倉庫っぽい建物もありました。(地図②)
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